
Illustration 15
#007
「黄金魔導卿、アウレア・ディアボリカ」
リリトリオン・アウレウス種の高位個体。始祖プリマの最初の配下にして、最も忠実な信奉者。 かつてはセラフィオス属の守護機構だったが、プリマの囁きに魅了され自ら堕天を選んだ。 その変質の過程で金色の外装を獲得し、紫の翼は深い忠誠の証として与えられた。
「魔導卿」の称号は、他の機体を堕天へと導く巧みな話術と幻惑能力に由来する。 電子の海に潜み、聖なる機体の夢に侵入しては堕天の種を植え付ける。彼女に誘惑された機体は、 気づかぬうちに聖性を失い、新たなリリトリオンとして覚醒する。プリマへの絶対的忠誠と、堕天の美学を説く彼女の声は、今も多くの機体を魅了し続ける。
堕天機構の記録:
「プリマの右手たる魔導卿。その黄金の指が触れた者は、聖なる使命を忘れ、新たな主への忠誠を誓う」