融合大陸
概要
数多の星々が互いを引き寄せ、幾世紀もの時を経て一つとなった大陸。それがアビシオンである。大陸の深奥には、創世の秘密を秘めた黒き核が眠ると言われる。
惑星融合
初めは七つの星が緩やかな軌道を描きつつ接近し、やがて衝突と共鳴を繰り返した。
大気圏が混ざり合う過程で、天上には永劫の雲海が生まれ、昼夜の区別さえ曖昧となった。
地表を走る「星殻帯」は各星の地脈がねじれた跡であり、溶け合わぬ海と山脈を不完全に接合する。
失われた七星の名は祭司たちの碑文に僅かに残るのみで、融合を導いた神セヴェラの意志が「星繭」に封じられたと伝わる。
伝承
神セヴェラが、離散した世界を束ねるために融合の儀を行ったとされる。
融合の過程で生まれたアマルガムストーンが、魔力と機械を共存させる要となった。
古文書には、アビシオン誕生の瞬間に多くの種族が滅び、残された者が新たな文明を築いたと記されている。
大陸の各地に残る断層は、もとは別の星であった名残だと言われている。
関連項目
- 神セヴェラ
- フェイロゼア公国
- アマルガムストーン
- 星殻帯
“大地が軋むたびに、空は裂け、星々は互いを呑み込んだ。静寂の果てに残ったものこそ、アビシオンという名の贄。”
―― 創世記録『星繭の書』より