深度: -1500m

融合大陸

概要

数多の星々が互いを引き寄せ、幾世紀もの時を経て一つとなった大陸。それがアビシオンである。大陸の深奥には、創世の秘密を秘めた黒き核が眠ると言われる。

惑星融合

初めは七つの星が緩やかな軌道を描きつつ接近し、やがて衝突と共鳴を繰り返した。

大気圏が混ざり合う過程で、天上には永劫の雲海が生まれ、昼夜の区別さえ曖昧となった。

地表を走る「星殻帯」は各星の地脈がねじれた跡であり、溶け合わぬ海と山脈を不完全に接合する。

失われた七星の名は祭司たちの碑文に僅かに残るのみで、融合を導いた神セヴェラの意志が「星繭」に封じられたと伝わる。

伝承

神セヴェラが、離散した世界を束ねるために融合の儀を行ったとされる。

融合の過程で生まれたアマルガムストーンが、魔力と機械を共存させる要となった。

古文書には、アビシオン誕生の瞬間に多くの種族が滅び、残された者が新たな文明を築いたと記されている。

大陸の各地に残る断層は、もとは別の星であった名残だと言われている。

関連項目

  • 神セヴェラ
  • フェイロゼア公国
  • アマルガムストーン
  • 星殻帯

“大地が軋むたびに、空は裂け、星々は互いを呑み込んだ。静寂の果てに残ったものこそ、アビシオンという名の贄。”

―― 創世記録『星繭の書』より

"深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ"