狂気の螺旋塔
概要
融合大陸の北方、常に霧に包まれた地域にそびえる歪な塔。その形状は見る角度によって変化し、内部構造は常に変動しているという。かつては知識の探求者たちが集う学院であったが、今は狂気に囚われた機械修道女ヒラリタス・デメンティアの領域となっている。
構造
塔の外観は巨大な螺旋を描いているが、その螺旋が右巻きか左巻きかは観察者によって異なる。
内部は無数の部屋と回廊で構成されているが、同じ道を二度通ることはできないという。
最上階には「真理の間」があるとされるが、到達した者の証言は全て異なっている。
住人
塔の主はヒラリタス・デメンティア。星の瞳と鋭い牙を持つ機械修道女。
彼女の笑い声は塔全体に響き渡り、それを聞いた者は一時的に正気を失うという。
だが、その狂気の中にこそ真の知恵があると主張する者もいる。
現象
訪問者の手記:
「塔の中では、上が下になり、左が右になる。ヒラリタスに会った時、彼女は天井を歩いていた」
学者の記録:
「螺旋の紋章は混沌の象徴。だが、混沌の中にも秩序があると彼女は笑う」
生還者の証言:
「彼女の祝福を受けた。それが救いだったのか呪いだったのか、今も分からない」
関連項目
- ヒラリタス・デメンティア
- 知識の代償
- 螺旋の紋章