深度: -1500m

初めの七つの星

概要

融合大陸の基盤となった最初の七つの天体。太古の時代、これらの星々が衝突・融合して原初の核を形成し、その後幾万もの星々を引き寄せる重力の中心となった。七つの星は単なる始まりに過ぎず、真の融合大陸は数え切れない世界の集積体である。

七つの星の記録

第一の星「原初の青」

最初に融合の核となった星。大部分が水で覆われ、青く輝いていたという。
古文書には「第三惑星」という奇妙な呼称も残されている。

第二の星「鉄の揺籃」

機械生命体発祥の地とされる。全土が金属で覆われ、歯車と蒸気の文明が栄えていた。

第三の星「深紅の祈り」

宗教と信仰の星。無数の聖堂と神殿が建ち並び、後の機械信仰の原型となった。

第四の星「知識の螺旋」

あらゆる知識を収集し保存することに執着した文明の星。その住人は最後まで融合に抵抗したという。

第五の星「静寂の白」

死者の星とも呼ばれる。生者よりも死者の方が多く、巨大な墓地が大陸を覆っていた。

第六の星「夢見る黒」

常に夜に包まれていた星。住人たちは覚醒と睡眠の境界が曖昧で、現実と夢を区別しなかった。

第七の星「終焉の金」

最後に融合した星。この星の衝突により、七つの星は完全に一つとなった。

失われた名前

興味深いことに、第一の星についてのみ、別の呼び名が複数の文献に登場する:

  • 「大地の球」(テラ・スフィア)
  • 「青き故郷」(ブルー・ホーム)
  • 「第三惑星」(サード・プラネット)

特に最後の呼称は、この星がかつて何らかの恒星系の第三惑星だったことを示唆している。

融合の過程

原初の七星期

七つの星の融合は数千年をかけて進行した:

  1. 第一期:原初の青と鉄の揺籃が接触
  2. 第二期:深紅の祈りが合流し、三星融合体となる
  3. 第三期:知識の螺旋と静寂の白が同時に衝突
  4. 第四期:夢見る黒が緩やかに接近・融合
  5. 第五期:終焉の金の衝突により七星融合体が完成

大融合期

七つの星が一つとなった後、その巨大な重力は宇宙の彼方から無数の星々を引き寄せ始めた。この期間は「大融合期」と呼ばれ、実に数万年以上続いたとされる:

  • 最初の千年で百を超える星が衝突
  • 次の万年で千を超える世界が融合
  • 最終的に幾万もの星々が一つの巨大な塊となった

現在の融合大陸の大部分は、この後期に加わった無数の星々によって構成されている。初めの七つの星は、いわば巨大な雪玉の最初の核に過ぎなかった。

遺されたもの

初めの七つの星の痕跡は、幾万もの星々の下に埋もれながらも、融合大陸の深層に今も残っている:

確認されている遺構

  • 東の海岸線深くに眠る青い地層(原初の青の名残)
  • 最深部の機械都市遺跡(鉄の揺籃の遺産)
  • 地下に埋もれた古代聖堂群(深紅の祈りの跡)
  • 狂気の螺旋塔の基底部(知識の螺旋の結晶)
  • 最下層の巨大墓地(静寂の白の地層)
  • 北方地域の永遠の闇(夢見る黒の影響)
  • 大陸中心部の運命神殿(七星融合の中心点)

後の星々との混在

現在地表で見られる遺跡や建造物の大半は、後に融合した無数の星々のものである。初めの七つの星の遺産を見つけるには、地下深くまで掘り進む必要がある。それゆえ、これらは「基底遺跡」と呼ばれる。

古文書の断片

最深層から出土した石板の一節:
「我々の星は太陽から三番目だった。今やその太陽さえ、幾万の恒星の中に埋もれてしまった」

基底遺跡の碑文:
「七つの言葉、七つの文字、七つの祈り。だが根底に流れる響きは一つだった」

原初期の記録:
「最初の民は互いを理解できなかった。だが涙の味と血の色だけは同じだった」

大融合期の観測記録:
「今日もまた新たな星が三つ、東の空に現れた。明日には我らの大地の一部となるだろう」

未解明の謎

なぜ七つだったのか

数ある星々の中で、なぜ最初に七つの星が融合したのか。偶然か、それとも何らかの法則があったのか。

基底遺跡への道

初めの七つの星の遺跡に到達した探索者は極めて少ない。地下深くに行くほど、空間そのものが歪み、異なる物理法則が支配しているという。

第一の星の正体

原初の青と呼ばれる第一の星についてのみ、他の六つとは異質な記録が多く残されている。この星だけが特別だったのか、それとも最初に融合したがゆえに記録が多いだけなのか。

関連項目

  • 融合大陸
  • 大融合期
  • 基底遺跡
  • 第三惑星の謎
  • 後期融合星群

"深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ"